タロットの基本 小アルカナ-1

タロットカードは「大アルカナ」と「小アルカナ」と呼ばれるカードで構成されていますが、今回はそのうちの小アルカナを取り上げます。

前回紹介した大アルカナが人間の持つ普遍的な意識・内面的な要素などを表すのに対し、小アルカナは人が実際に生きていく際の具体的な局面・外面的な要素を表します。

小アルカナはまず4つの「スート」に分けられます。
(下の写真:順にカップ、ペンタクル(五芒星の描かれたコイン)、ワンド(木の棒)、ソード)
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(出典:Wikimedia Commons/ウェイト版タロット・Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像/作者:パメラ・コールマン・スミス)

それぞれは4大元素と対応しており、カップは水、ペンタクルは土、ワンドは火、ソードは風です。

基本的な意味として、カップは情に関すること、受動的な性質、結合・混じり合う性質などを表します。
ペンタクルは物質的な物やお金、労働、ある狭い範囲の中に複数の要素をまとめる性質などを表します。
ワンドは精神性、創造力、向上心、興奮性、形から解放され上昇していく性質などを表します。
ソードは識別力、意志、知性、思考、ひとつのものを分割・分散させる性質などを表します。

各スートは1~10までの数札(ニューメラルカード)と、ペイジ・ナイト・クイーン・キングの4枚の人物カード(コートカード)で構成されています。

ニューメラルカードは、数字の意味に各スートの特徴を組み合わせたような絵柄となっています。ここではウェイト版の絵柄でその特徴を見ていきます。

例えば1のカードを見ると、1という数字は「始まり、新しく純粋なエネルギー」などの意味があり、各スートのシンボルがメインの絵となることで純粋なエネルギーを表し、それがどこからか差し出される絵柄が始まりを意味しています。
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(出典:Wikimedia Commons/ウェイト版タロット・Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像/作者:パメラ・コールマン・スミス)

続いて2のカードを見ていくと、2という数字は「二極化、対称性、資質・可能性」などの意味があり、それが各スートの特徴と組み合わされ、カップの2は「気持ちの交流、恋愛 など」、ペンタクルの2は「メリットの比較、現実的なことへの適応力 など」、ワンドの2は「野心、大きな夢、展望 など」、ソードの2は「緊張状態、均衡を保つ など」というような意味を持つ絵柄となっています。
(下の写真:順にカップ2、ペンタクル2、ワンド2、ソード2)
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(出典:Wikimedia Commons/ウェイト版タロット・Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像/作者:パメラ・コールマン・スミス)

スートのもう一つの要素コートカードは、ニューメラルカードとはまた違った意味を持っています。コートカードについては次回書いていきます。