タロットの基本 ウェイト版とマルセイユ版-1

実際にタロットリーディングを受けていただく時に、タロットの基本的な知識があるとより理解しやすく面白いと思うので、今後のブログでタロットの基本を簡単に載せていこうと思います。

1回目は、タロットカードの有名な2つのデッキの種類、ウェイト版とマルセイユ版についてです。

タロットカードのデッキには、ポピュラーなものが大きく分けると2つあります。
ひとつは「ウェイト版(ライダー・ウェイト版、ウェイト・スミス版ともいわれる)」、もうひとつは「マルセイユ版」というものです。

ウェイト版は、イギリスの魔術結社 ゴールデン・ドーンの一員で、魔術やシンボリズム研究に邁進したアーサー・エドワード・ウェイトが作り出したものです。ウェイトが結社の教義に基づくカバラ思想・神秘的象徴などに則って指示した構成に従って、同じ結社の一員で画家でもあったパメラ・コールマン・スミスという女性が絵柄を描きました。(下の写真:0.愚者、1.魔術師、2.女教皇、3.女帝)
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(出典:Wikimedia Commons/ウェイト版タロット・Holly Voleyによる1909年版のスキャン画像/作者:パメラ・コールマン・スミス)

現在最も親しまれているのはこのウェイト版で、この版を元にした様々なタロットカードが作られています。

もうひとつのマルセイユ版は、16世紀から18世紀頃のヨーロッパで大量生産されていたカード・またはその絵柄を踏襲したカードです。「ヴィスコンティ版」というタロットカードから派生したもので、ヴィスコンティ版は中世イタリアの貴族ヴィスコンティ家のために作られたものです。こちらは現存する最古のタロットカードとされています。そこから派生してフランスで作られたのがマルセイユ版です。
(下の写真:0.愚者、1.魔術師、2.女教皇、3.女帝)
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(出典:Wikimedia Commons)

私はお店でのリーディングの際にはウェイト版のカードを使っていますがその理由や、ウェイト版とマルセイユ版の違いをまた次のブログで書いていきます。